最後に、相手が次にどのような行動をしたら良いのか明示し、
相手に行動する必要があることを意識づけることが必要です。
例えば新入社員として入社したあなたは入社式に参加しましたその際に、A社長とB会長から下記のような話を聞いたとします。
<例>
A社長:
社会人になり、今までと違う環境、答えがない中で答えを探さなくてはいけない暗中模索な状況をどうか苦しいと思うのではなく、楽しんで欲しい。
B会長:
これから入社される皆様に求めることはただ一つです。
皆さんに求めていることは、昨日の自分よりどんな領域でも良いので、
今日の自分は昨日の自分より良くなろうという、改善意識を持って日々過ごしていただくことです。
皆様は上記の例を見て、
A社長B社長の話どちらが、より次の行動がイメージできましたか。
A社長の話は、一見良い話のように見えて、次に自身がどのような行動を取れば良いのかイメージがわきづらくはないでしょうか。
他方、B会長の話は、一つでも良いから一歩ずつ前に進んで行こうという明確なメッセージを感じますよね。
相手に物事を伝える際に、具体的に自身が次にどのような行動をすれば良いのか想起させることで、相手は初めて具体的に動いてくれます。